余禄

余録05

思ったこと、感じたことだけでなく、できれば、その旅の空気感や雰囲気、情感なども思い出に残したくて、書き始めたその時々の雑感や旅行余話です。

シハヌーク・イオン博物館の開館式

シハヌーク・イオン博物館「シハヌーク・イオン博物館の開館式が行われた。開館式典にはシハモニ国王や上智大の石澤良昭学長、岡田卓也イオン1%クラブ委員長らが出席。雅楽演奏家の東儀秀樹氏がこの博物館のために作曲した楽曲も演奏された。」

という時事通信社の記事を読んだ。

上智大の調査団が2001年にバンテアイ・クデイから発掘した三重のナーガの胴体上に鎮座した仏像274体や

菩薩の集合曼荼羅のように2.5cmの大きさの座仏が四面に横12列、縦21列、合計1008体が刻まれた千体仏石柱などが

年内にも一般公開されるそうだ。

訪れたい場所が、また、ひとつ増えた。

(2007/11/02)

黄金色に輝く壁画

黄金色に輝く壁画ワットの第一回廊で壁画を見て回った。

天国と地獄の壁画に漆と金泥が一部分残っている。

寺院が作られた当時、壁画は全面に漆と金泥が塗られ黄金色に輝いていたと聞いた。

しかし、それが想像できない。

金ぴかの寺院や仏像を見れば、黄金色に輝く壁画が目に浮かぶようになると思った。

そこで、07年8月、ヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーとバガンにあるアーナンダ寺院の仏立像を見に行った。

そして、準備万端、アンコール・ワットを訪れた。

ワクワクしながら第一回廊を見学した。

でも、黄金色に輝いたのは、夕日の時だけだった。

(2007/10/25)

ワットの影絵

ワットの影絵ワットの第一回廊で壁画が黄金色に輝くのを待っていた。

太陽が傾き、片持ち列柱の影が壁画に大きな窓を作った。

西の空を茜色に染めた太陽が連子窓から見える。

栗形模様の施された連子が窓枠に模様を作っていた。

まさか・・・。

寝転がった中央祠堂が並んでいた。

(2007/10/18)

ワット第三回廊閉鎖

ワット第三回廊10月1日からワットの第3回廊には上がれなくなったと 今年8月、ツアーで一緒になった桑名さんから聞いた。

風に吹かれながら連子窓越しに西参道やジャングルを眺めるのが好きだった。

秀逸といわれる排水口を飾るマカラを見損なったことが残念だ。

回廊に腰掛けて昼食をとり、昼寝をしたかったけど、

保存のためなら仕方ないことですよね。

でも、ちょっぴり寂しい。

(2007/10/08)

合体神

合体神クメール人の故郷、ラオスのパクセ近郊にあるワット・プーを訪れた。

中央祠堂のデヴァタは、ちょっと太めでたくましさを感じる顔立ちだ。

この寺院で働いていた女官をモデルにしたのだろうかと考えながら眺めていると

ガイドのスィートンさんが、

「デヴァタの右と左の胸のサイズが違うでしょう。シバ神とウマなどの神妃が合体したミィクという神です。」と話しかけてきた。

確かに左右の胸の大きさが違う。

それからというもの、女神に出会うと胸ばかり見ていた。

(2007/10/04)

半獣半人(3)

今年1月に話題となった半獣半人の続報を時事通信で読んだ。

「ある日、ジャングルへこつぜんと姿を消してしまった」という。

なぜか、ほっとした。

(2007/09/26)

塩鯖

塩鯖昼食は、ニューバイヨンだった。

日本のツアー客が立ち寄る定番のレストランだ。

店内は日本人であふれていた。

塩鯖が出てきたが、どうも顔つきが違う。

でも、模様も味も確かに鯖だ。

トンレサップ湖産の鯖だという。

これもカンボジア料理なのかな。

(2007/09/24)

椰子砂糖の値段

土産物屋マイクロバスでバンテアイ・スレイ遺跡に向かった。

道のそこかしこに椰子を見ることができる。

この辺には、2種類あるそうだ。

ココナッツの生るココ椰子と砂糖を採る砂糖椰子だ。

花序のつけね部分を傷つけて、しみ出る樹液を集める。

それを煮詰めると椰子砂糖になると日本語ガイドさんが説明してくれた。

Nさんが「椰子砂糖を買いたい」とガイドさんに言った。

遺跡見学の帰りに椰子砂糖を売る店に寄る事になった。

椰子の葉で筒状に包まれた物5本で1ドルだった。

「安い」と思った。

みんなで買い込んだ。

あっという間に砂糖は完売し、20ドルは売り上げただろう。

土産物屋の一家は万遍の笑みを浮かべた。

バスに戻り、しばらく経つと

ワットの西参道で働く石工さんの日当が2ドルだったこと思い出した。

何だか複雑な気持ちになった。

(2007/09/22)

レプリカのガルーダ

ガルーダ2007年8月、上智大学アンコール研修所へ行った。

バンテアイ・クデイで発掘した廃仏274体を 今年11月にオープンする「シハヌーク・イオン博物館」へ 展示する準備で忙しそうだった。

展示のために仏像に台をつけたり、

頭を据えるために首に棒が差し込まれていた。

どれも興味深かったが、

一番惹かれたものは

2階フロアーに飾られていたガルーダだった。

プノンペン国立博物館の正面入り口に置かれている物の小さなレプリカだ。

とても可愛くて、欲しくなった。

みやげ物屋を探したが見つからない。

最後の望み、シェムリアップ国際空港にもなかった。

研修所の皆さん、それってどこで手に入れたの?

(2007/09/09)

変わらないもの

ワット中央塔アンコール遺跡を訪れた。

この夏で4度目となる。

飛行機が滑走路に止まりタラップが取り付けられた。

いつも歩いて建物に向かうのに、今年はバスが迎えに来た。

シェムリ・アップの街は、信号交差点が1箇所から5箇所に増えている。

はじめに信号機が取り付けられた交差点の角は、ブランド商品のショップになっていた。

サッカー場には、土産物売り場を併設するタイ資本の博物館がもうじきオープンするそうだ。

去年の夏は、メリデアン・ホテルが遺跡に一番近い建物だったのに、その先に大きなショッピングモールが建築中だった。

アンコール遺跡入場ゲートに着くと、パソコンにつながれた写真機で顔が撮られ、その場で顔写真入り入場パスが作られた。

アンコール・ワットに行くと

西塔門の右側に祀られているヴィシュヌ神に線香の煙がたなびいていた。

中央塔が美しい姿を聖池に映している。

ほっとした。

(2007/09/02)