バンテアイ・スレイのデヴァター
フランス人作家 アンドレ・マルローを魅了したデヴァターが南祠堂と北祠堂の東西南北壁面にそれそれ2体づつ合計16体が飾られています。
2001年から中央祠堂全体を取り囲むように遺跡保護のロープが張られているので、デヴァターたちに近づくことができません。中央祠堂前殿の陰になって南祠堂北面東側と北祠堂南面東側の2体は、まったく見ることができません。
北祠堂東面南側(N1)は、鼻がかけています。これは、「王道」を書いた作家で冒険家、のちにフランスの文化大臣になるアンドレ―・マルローが、持ち出す際に壊したからです。
「地球の歩き方」アンコール・ワットとカンボジア('04~'05)P70のバンテアイ・スレイの記事の中で、これぞ「東洋のモナリザ」と紹介されているのは、北祠堂南面東側(N8)のデヴァターです。
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