バンテアイ・スレイ
967年、ラジェンドラバルマン2世〜ジャヤヴァルマン5世の時代にヤジュニャヴァラーハによって建てられたヒンドゥー教寺院だ。
駐車場から遺跡の入り口まできれいに整備されている。トイレも新しく、土産物屋や食堂がある。
また、この遺跡を解説する説明センターもある。
この寺院は硬い赤色砂岩で造られている。建物全体を埋め尽くすように精緻な浮き彫り彫刻が施された寺院は「クメールの至宝」と言われている。
フランス人作家 アンドレ・マルローを魅了したデヴァターが南祠堂と北祠堂の壁面に刻まれている。また、中央堂の壁がんには、ドゥヴァラパーラのレリーフが彫られている。(2016/06/20更新)
美しい赤色砂岩の彫刻を詳しく見る。
- 建立年代:
- 967年
- 建立王:
- ヤジュニャヴァラーハ(王師)
- (ラージェンドラヴァルマンU世の顧問)
- (ジャヤヴァルマンX世の摂政)
- 宗教:
- ヒンドゥー教(シヴァ派)
- 規模等:
- 平地型寺院
- 中心部に3基の祠堂
- 第一周壁24m x 24m
- 第二周壁38m x 42m
- 第三周壁95m x 110m
- 遺跡の意味:
- 女の砦
- クリーニング:
- アンリー・パルマンチエ、ヴィクトル・ゴルベフ(1924)
- アナシスローシス技法:
- アンリ・マルシャル(1931〜1936)
- 見所:
- 破風とリンテルに刻まれたヒンドゥー神話
- 壁面のデヴァター