プリア・コー
879年、インドラヴァルマン1世が王の先祖たちの神像を祀るため建立した。
前列の北側の塔は、インドラヴァルマンT世の母方の祖父ルドラヴァルマンの化身ルドレシュヴァラ神が、中央祠堂には、ジャヤヴァルマンU世が神と合一したパラメシュヴァラ神、南側には、インドラヴァルマンT世の父プリティヴィンドラヴァルマンのプリティヴィンドレシュヴァラ神が祀られている。
また、後列3基には女神となったそれぞれの王の妻に捧げられている。
高さ1.5mほどの基壇上に煉瓦造りの祠堂が3塔づつ2列並んでいる。6段の階段が東側に3つ、西側に1つある。階段脇には一対づつのシンハが置かれている。
前列の祠堂両脇の壁がんにはドヴァラパーラが、後列にはデヴァターが刻まれている。
そして、祠堂の前には、この寺院の名称となったナンディが3体並んでいる。
- 建立年代:
- 879年
- 建立王:
- インドラヴァルマンT世
- 宗教:
- ヒンドゥー教(シヴァ派)
- 規模等:
- 平地型寺院
- 高さ1.5mの基壇(30m x 24m)上に6基のレンガ造りの祠堂 第1〜3周壁
- 遺跡の意味:
- 聖なる牛
- クリーニング:
- トルーヴェ(1932)