ロレイ

893年にヤショーヴァルマン1世が両親と先祖を祀るために建てたシヴァ派の寺院だ。

4基のレンガ造り祠堂が残っている。しかし、南西の塔は破損が特にひどい。

西祠堂には女神の、東祠堂には男神のドヴァラパーラが壁面を飾っている。

4基の祠堂の間に十字に配された砂岩製の樋がある。

樋の交点にあるリンガに注がれた聖水を四方に流す仕組みになっている。

リンガに注がれた聖水をインドラタターカへ流れ込ませる儀式に用いられたと言われている。

敷地内には仏教寺院がある。(2014/11/09更新)

建立年代:
893年
建立王:
ヤショヴァルマンT世
宗教:
ヒンドゥー教(シヴァ派)
規模等:
平地型寺院
 
レンガ造りの四祠堂(前列2基 後列2基)
見所:
祠堂四基の中央に十字形に配された砂岩製の樋