クバル・スピアン

「神秘の水中遺跡」と言われるクバル・スピアン(橋頭)は、シェムリアップから北へ50km、シェムリアップ川の支川の上流にあります。

河床には1000体余りのリンガが刻まれています。また、アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神の浮彫りが、訪れる者を神秘の世界へ誘っています。

滝の畔には、11世紀のサンスクリット語碑文が刻まれていて、この川を「ルドラ神の急流、シヴァ神の川、滔々と流れるガンガー女神」と記しています。(東南アジア多文明世界の発見p98より)

遺跡の概要

建立年代: 11世紀から12世紀頃
建立王: ウダヤディティヤヴァルマンⅡ世
宗教: ヒンドゥー教
規模等: 滝から上流150m間の川底
遺跡の意味: 川の源流の橋
遺跡の発見者: ジョン・ブルベェー(1968)
見所: 川底に刻まれたリンガ群と横臥したヴィシュヌ神

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