クバル・スピアン
「神秘の水中遺跡」の言葉に誘われてクバルスピアンを訪れた。
クバル・スピアン(橋頭)は、シェムリアップから北へ50km、シェムリアップ川の支川の上流にある。
河床には1000体余りのリンガが刻まれている。また、アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神の浮彫りが、訪れる者を神秘の世界へ誘っている。
滝の畔には、11世紀のサンスクリット語碑文が刻まれていて、この川を「ルドラ神の急流、シヴァ神の川、滔々と流れるガンガー女神」と記している。(東南アジア多文明世界の発見p98より)
山の入り口には5・6軒の土産物屋と屋根つきの駐車場がある。
ここで山登りに備えて水 を購入し、有料トイレ(500リエル)を利用した。(2005/07/18)
- 建立年代:
- 11世紀から12世紀頃
- 建立王:
- ウダヤディティヤヴァルマンU世
- 宗教:
- ヒンドゥー教
- 規模等:
- 滝から上流150m間の川底
- 遺跡の意味:
- 川の源流の橋
- 遺跡の発見者:
- ジョン・ブルベェー(1968)
- 見所:
- 川底に刻まれたリンガ群と横臥したヴィシュヌ神