プラサート・パノム・ルン

プラサート・パノム・ルンは、タイのコーラートから東南へ150km、プリラム県チャランプラキアト郡ターペク町、標高383mのパノンルン山頂にあります。

この山は、シヴァの宿るカイラーサ山の象徴です。また、アンコールとピマイを結ぶ王道の途中にあります。

1935年、この遺跡を国宝として指定して、1988年5月21日には、パノン・ルン歴史公園として開園式をおこなっています。

境内から方位神(Dikpalaka)の刻まれた砂岩製の石版(38cm x 47cm)が6つ見つかっています。

見つかったのは、インドラ(東)、アグニ(南東)、ヴァルナ(西)、クベーラ(北)、イーシャナ(北東)、ブラフマ(天頂)です。

スカンダ(南)、ニルティ(南西)、ヴァーユ(北西)は、発見されませんでした。

遺跡の概要

建立年代: 10世紀中頃から13世紀前半
建立王: ジャヤヴァルマンⅤ
ダラニンドラヴァルマンⅠ
スーリヤヴァルマンⅡ
ジャヤヴァルマンⅦ
宗教: ヒンドゥー教(シヴァ派)
規模等: 丘上型寺院
中央祠堂高さ27m
回廊幅5.6m
東西88m x 南北66m
遺跡の意味: 大きな丘
見所: 参道から見上げる中央祠堂
方位神の刻まれた石版
踊るシヴァ神の破風
プラサート・パノム・ルン

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