プリア・ヴィヘア

ダンレック山脈の標高約650mの断崖にプリア・ヴィヘアは、建っている。
9世紀のヤシャヴァルマン1世の時代からジャヤヴァルマン5世、スールヤヴァルマン1世、ハルシャヴァルマン3世、そして12世紀のアンコール・ワットの建立者スールヤヴァルマン2世と歴代の王によって楼門や回廊、経蔵などが増改築されている。
7時30分にシェムリ・アップのホテルを出発して、プリア・ヴィヘアのあるダンレック山脈の山裾へ11時に着いた。道も良くなり、270kmを3時間30分で走り抜けた。
山裾からは、遺跡までは、ピックアップトラックかバイタクで行くことになる。バイタクは、一人5ドルだった。
スリンから自動車で昼食をはさんで4時間かかった。石段から始まり第1、2、3、4楼門、中央祠堂と続く遺跡の延長は約900メートルもある。
乳海攪拌やクリシュナ、ラーマーヤナなどが描かれた破風やリンテルがすばらしい。
標高約650mの断崖の下にカンボジア平原が広がる。はるか遠くに山が霞み、ジャングルに雲が流れ、心地よい風が頬をなぜる。
- 建立年代:
- 10世紀半ば〜12世紀初め
- 建立王:
- ヤショヴァルマンT世
- ラージェンドラヴァルマンT世
- ジャヤヴァルマンX世
- スーリヤヴァルマンT世
- スーリヤヴァルマンU世の命を受けたヴァーカラ
- 宗教:
- ヒンドゥー教
- 規模等:
- 山岳テラス型寺院
- 中央祠堂まで850mの参道
- 遺跡の意味:
- 聖なる寺院
- 見所:
- 高さ約600mのダンレック山脈の断崖から見下ろすカンボジア平原
- 乳海攪拌を初めとする破風