大プリア・カン(コンポン・スヴァイ)
大プリア・カン遺跡群は、王都アンコールの東門からタ・プロムを通り、ベン・メリアを経て東に向かう王道上に位置している。
シェムリアップから東へ直線距離で約95kmの所にある。
周辺には、中型寺院プリア・ダムレイ、プレア・トコル、プリア・ストゥンやベン・スレなどがある。
内周壁の中に入ると、南の窓間壁で碑文が見つかった碑文祠堂とダルマサーラがある。
アンコールにあるプリア・カンの碑文に、ダルマサーラは全121棟あったと記されている。しかし、大プリア・カン遺跡にあるダルマサーラは、このリストに含まれていないことから、1192年以降に建てられたといわれている。
2011年12月29日、シェムリアップから国道6号線を東南方向へ走り、コンポントムから道路が整備された国道64号線を北上して、プノム・デイから西へ向かうルートで遺跡を訪れた。(2014/10/01更新)
- 建立年代:
- 12世紀
- 建立王:
- ダラニンドラヴァルマンU世
- ジャヤヴァルマンZ世増築
- 宗教:
- ヒンドゥー教及び大乗仏教
- 規模等:
- 平地型寺院、5km x 5km 3重の土手 2.8km x 0.75kmのバライ
- 外回廊 0.85km x 1.3km 内回廊 0.48km x 0.48km 東西南北にそれぞれ塔門
- 遺跡の意味:
- 聖なる剣(マンゴーの河岸)
- 見所?:
- 浮彫などが盗掘された痛々しい跡
