プノン・チソール

プノン・チソールは、プノンペンの南約60km、国道2号線を東に5kmほど入った小高い山上に建つ。

カンボジア・カルチャー・クラブのボファナ・山田さんの寄付(153/412段)で1991年に南参道は修復されたと書かれた看板が参道入り口にある。

北参道を上り詰めると一対の石像が出迎える広場へ到着する。

山頂の広場で、入場料($2/人)を支払う。

北経蔵の柱に刻まれた碑文によると、王名を冠したリンガ「スールヤヴァルメシュヴァラ」が1018年に奉納されたという。

中央祠堂の屋根にはトタンがかぶせてある。インドシナ戦争時代、アメリカ軍の空爆によるものだとガイドさんから聞いた。

東方を展望すれば、長く延びる東参道と二つの塔門が眼下に、そして水田が地平線まで広がっている。(2011/12/25)

建立年代:
10世紀〜11世紀
建立王:
不明(スールヤヴァルマン一世がリンガを奉納)
宗教:
ヒンドゥー教
規模等:
前殿付きの中央祠堂 南・北経蔵 3門を有する東西塔門 偽門付き南北塔門(回廊)
 
約50mの周壁(一部回廊)
遺跡の意味:
スールヤ(太陽神)の山
見所:
東方の展望