アスラム・マハ・ルセイ
アスラム・マハ・ルセイ(大聖仙の庵)を2015年8月17日に再訪した。
標高44mのプノン・ダーの丘の中腹にある。
6世紀頃に建てられたクメール遺跡の中で 最も古い寺院の一つだ。
建築石材は、遺跡によく使われている煉瓦やラテライト、砂岩ではなく、多孔性玄武岩である。
灰白色の石材と屋根飾りが、不思議な雰囲気を醸し出していた。
北側に入り口がある。
聖室の周囲に繞道(じょうどう)がめぐらされた平面を持ち、初期インド建 築に散見される類似した平面を持つ(クメ メール建築の伽藍構成についての基礎的分析(2009年9月 荒樋久雄)より)と言われている。
床から少し高いところに孔が開いている。何に使われたものだろう?
(2016/01/31更新)
