プラサート・プノン・ダー

プラサート・プノン・ダーへは、プノンペンからタ・ケオ(車 約80km 2時間)に行き、タ・ケオからボート(約27km 1時間 $40/隻)で行く。

丘のふもとにある船着場でボートを降りと、そこが標高44mのプノン・ダーの入り口である(入場料$3/人)。

観光地になったので2kmほど先にある村から移ってきて土産物屋をやっていると聞いた。

整備された階段を登っていくと、山腹の途中に石窟がある。

祠堂全体を写すのが困難なほど狭い場所に、ラテライト造りの巨大で肉厚な祠堂が建っている。

丘から見渡せば雨季にだけ現れる大湖のような水たまりから水がひき、田園が広がり始めていた。

プノン・ダーで、高さ2.7mで8本の手を持つヴィシュヌ神、ラーマとバララーマの三像が発見されている。P.デュポン氏によれば造像時期は扶南時代のルドラヴァルマン(514〜544年)治下であるという。(2011/12/25)

建立年代:
11〜13世紀(古い寺院を改築)?
建立王:
不明
宗教:
ヒンドゥー教
規模等:
丘上1塔主堂型ラテライト造(上部レンガ)寺院、内寸法 奥行7.5m x 幅8.25m
 
壁厚2.5m
遺跡の意味:
聖なる丘
見所:
ラテライトで造られた巨大で肉厚な祠堂、ラテライトを直接彫ったナーガの破風
 
丘から眺める、どこまでも続く平坦な景色