象のテラス

象のテラスは、高さ3メートル、長さは300メートル以上あるテラスの呼び名だ。

その名のとおり側壁には象のレリーフが彫られている。

テラスの北側の側壁には、ガルーダのレリーフが、階段の両脇には、象の頭部を模した装飾も見られる。

保護のための柵が設けられたので、側壁に刻まれた象を身近に見ることができない。

身近に見る象の迫力を感じることができなくて残念だが、遺跡保護のためならやむをえないな。

象のテラスから、間隔をおいて一列に立ち並んでいる12基の小さい赤いラテライト造りの祠堂プラサート・ソー・プラットが森を背景にして見える。

(2016/02/02更新)

建立年代:
12世紀末
建立王:
ジャヤヴァルマンZ世
宗教:
仏教(観世音菩薩)
規模等:
南北350m
クリーニング:
Mecquenem(1911) アンリ・マルシャル(1916)
見所:
テラスの壁面一面に彫られた象、5つ頭の馬頭観音