パプーオン
王宮跡のすぐ南側に位置するシバを祀る大きな寺院だ。
1944年からフランスが息の長い修復にあたっていて、今まで寺院内部に入れなかったが、2011年11月14日から正式に第1〜3回廊が一般開放され、見学が可能となった。
なお、中央祠堂は引き続き立入禁止だ。
塔門の壁面は、30cmほどの小さい区画に区切られている。そこに牛や猪などの動物や物語が刻まれている。
物語は下から上へ展開している。第二廻廊東塔門にはラーマーヤナを、南塔門と西塔門にはクリシュナのエピソードを、北塔門にはラーマーヤナを題材とした彫刻が彫られている。(2015/08/13更新)
- 建立年代:
- 1060年頃
- 建立王:
- ウダヤーディティヤヴァルマンU世
- 宗教:
- ヒンドゥー教(シヴァ派)
- 規模等:
- ピラミッド型寺院
- 東西425m x 南北125m
- 基壇5層
- 中央祠堂高さ24m
- 遺跡の意味:
- 隠し子
- クリーニング:
- ジャン・コマイユ(1908〜1914)
- 補強:
- アンリ・マルシャル(1916〜1918)
- 見所:
- 空中回廊、小パネルの中のレリーフ