プラサート・チュルン

アンコール・トム城壁上の四隅に小さな砂岩の祠堂があります。

これらをプラサート・チュルンといいます。

それぞれ祠堂には、ロケシュバラ(観世音菩薩)像が祀られていました。また、ジャヤヴァルマン7世を讃えた石碑も納められていました。

石碑の訳文

ジャヤギリはその頂で燦然と輝く空を掻き、ジャヤシンドゥは深淵で蛇の世界に触れます。

”Jayagiri scraping the brilliant sky at its top and of a Jayasindhu touching at its imoenetrable depth the world the serpents"

The monuments of the angkor group by Maurice Glaize P81より

祠堂の手前には、濠(ベン・トム)と環濠を結ぶ迫出し工法で作られた排水施設(ルン・ダデウ)があります。

遺跡の概要

建立年代: 12世紀後半
建立王: ジャヤヴァルマン7世
規模等: バイヨン様式の砂岩造りの塔を持つ十字型祠堂 入り口は東向き
遺跡の意味: 隅の塔

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