ピミアナカス

王宮内部にある須弥山を縮小したラテライトで造られた三層のピラミッド型寺院です。

王が儀式を行なうための寺院だったと言われています。

「王は毎晩この場所で必ず最初に、土地の主で9つの頭を持つ蛇の精の化身と交わらなければ災いがおこる。」という言い伝えを、周達観が「真臘風土記」に記しています。

テライトの基壇の上に砂岩でできた回廊と小さな祠堂があります。

急な階段を登ると回廊の屋根越しにパプーオン、男池や森が見えます。

アンコール・トムの大きさと、森の深さを実感できます。

遺跡の概要

建立年代: 10世紀末~11世紀初頭
建立王: ラジェンドラヴァルマン
ジャヤヴァルマンⅤ世
スーリヤヴァルマンⅠ世
宗教: ヒンドゥー教
規模等: ピラミッド型寺院
東西35m x 南北28m
基壇3層
疑似回廊幅1m x 高さ2m
環濠幅25m
遺跡の意味: 天上の宮殿
クリーニング: ジャン・コマイユ(1908)
アンリ・マルシャル(1916~1918)
発掘:モーリス・グレーズ(1944)
見所: 頂上からの王宮跡の景色

画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。