ピミアナカス

王宮内部にある須弥山を縮小したラテライトで造られた三層のピラミッド型寺院だ。

テライトの基壇の上に砂岩でできた回廊と小さな祠堂がある。急な階段を登ると回廊の屋根越しにパプーオン、男池や森が見える。

アンコール・トムの大きさと森の深さを実感できるところだ。

王が儀式を行なうための寺院だったと言われている。

「王は毎晩この場所で必ず最初に、土地の主で9つの頭を持つ蛇の精の化身と交わらなければ災いがおこる。」

という言い伝えを「真臘風土記」に周達観が記している。(2012/12/31)

建立年代:
10世紀末〜11世紀初頭
建立王:
ラジェンドラヴァルマン
 
ジャヤヴァルマンX世
 
スーリヤヴァルマンT世
宗教:
ヒンドゥー教
規模等:
ピラミッド型寺院
 
東西35m x 南北28m
 
基壇3層
 
疑似回廊幅1m x 高さ2m
 
環濠幅25m
遺跡の意味:
天上の宮殿
クリーニング:
ジャン・コマイユ(1908)
 
アンリ・マルシャル(1916〜1918)
発掘:
モーリス・グレーズ(1944)
見所:
頂上からの王宮跡の景色