プラサート・プレイ
アンコール・トムの北塔門からプリア・カンに向かって大回りコースを進む。
プリア・カン東出口の手前にある北に向かう小道を左(北)へ折れて100mほど行くと、
小高い丘の上にプラサット・プレイが建っている。
プリア・カンの喧騒が嘘のようなとても静かな場所だ。
ほとんど姿をとどめない周壁と塔門、中央祠堂、経蔵からなる小規模なバイヨン様式の仏教寺院だ。
中央祠堂の壁龕には、髪に手を添えたり、キツネ目のデヴァター飾られている。
顔を削られたり、熱帯の灼熱によって溶けた像もある。
拝殿付きの中央祠堂は東西に出入り口があり、南北は擬扉である。(2016/06/06掲載)
- 建立年代:
- 12世紀後半〜13世紀初頭
- 建立王:
- ジャヤヴァルマン7世
- 宗教:
- 仏教
- 規模等:
- 1塔主塔型平地型寺院
- ラテライトの周壁、東西塔門、南東角の経蔵、拝殿付き中央祠道
- 遺跡の意味:
- ジャングルの中の聖堂
- クリーニング:
- H. Mauger (1934)
- 見所:
- 壁龕を飾るデヴァター